ロアー

スイッチ 人生最高の贈り物のロアーのレビュー・感想・評価

3.7
韓国版「天使のくれた時間」(リメイクではない)。
内容は「天使のくれた時間」そっくりなのに、リメイク表記がないせいであれこれあるみたいだけど「天使のくれた時間」もそもそも「素晴らしき哉、人生!」がモチーフだし、その「素晴らしき哉、人生!」も『クリスマス・キャロル』をモチーフにしてるし、これを言ってしまったら著作権云々全部おしまいなんだけど、ここまで来たらなんかもう別にいいんじゃない?突き詰めると入れ替わりネタの版権は!?ってなりそうだし。

まあそうは言っても内容が「天使のくれた時間」そっくりであることは事実なんだけど、今作はコメディ色が強めですごく面白かった。
入れ替わりネタでもあるものの、クォン・サンウ演じる主役のパク・ガンだけが入れ替わったことを知っていて、あくまでパク・ガン視点で進むから、あまり入れ替わりっぽいお話ではなかったと思う。ただパク・ガンとチュ・ヨンが受けたオーディションで、どっちが合格したかが人生の分岐点になっていただけで...まあ、これを言ってしまうと今度はタイトルの「SWITCH」が全部おしまいになるんだけど。

そんな感じなので結末もまあ予想通り。ただこれに関してはむしろ「予想通りの結末じゃなかったら許さない!呪う!!」って気分だったのでほっとした。パク・ガンの別の人生があまりに幸せいっぱい家族過ぎて、私まで「この幸せを失いたくない!」って気持ちが溢れてちょっぴり泣いちゃったから...
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