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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイのxavierのレビュー・感想・評価

3.9
暗殺作戦を企むスパイは誰だ?…
1933年日本統治下の朝鮮半島の都市、京城では抗日組織のスパイ"ユリョン"
が暗躍していた。新任の警護隊長の高原は朝鮮総督府内に潜り込んだスパイを捕らえるため、人里離れたホテルに容疑者を呼び寄せる。集められたのは
保安情報受信係監督官の村山、暗号記録係のチャギョン、政務総監秘書の佑璃子、暗号解読係長のウノの4人。
総督暗殺作戦を決行しようとするユリョンと、その正体を暴いて自らの疑いを晴らし、生き残ろうとする者たちの心理戦が始まる…
ストーリーはこんな感じ
作品の前半は、呼び寄せられた容疑者4人による心理戦がメイン。
最初は、みんなが怪しい!
割り振られた部屋にいるものの、ある者は他の部屋に侵入したり、ある者は騒ぎを起こし、ホテルから出ようとする。そして、それが終わると陥れるための作戦も行われる。
まぁ、ここら辺で"ユリョン"は誰なのか目星はつくが、夕食の際、取り調べをしている高原の"ある行動"から衝撃的な展開が…
これにはビックリしたなぁ…
まさかあんな事になるとは…

で、そこからは"ユリョン"の脱出劇へと変わっていく。派手な銃撃戦が繰り広げられていくんだけど"ユリョン"がカッコいいんだわ!
緻密に練られた脱出劇のために、武器庫や燃料倉庫とかを爆破させたり武器を調達して脱出に備えたりするんだわ
そこでの高原らとのバトルも迫力があったしね。

とストーリー的には盛り上がって面白かったんだけど、もうちょっとねぇ呼ばれた4人の容疑者のバックボーンも描いて欲しかったかな。
もちろん何故、"ユリョン"になったのかもね…

俳優陣も結構、凄い面子だよね。
ソル・ギョングは安定して良かったしイ・ハニも良かったんだけど、個人的にはパク・ソダムが良かったかな。
ただの気の強いイカれた女だとばかり
最初は思ってたんだけど、進むに連れて、それとは違った熱い部分も見えてきて良かったんだよね。

レビューを見てみると、好き嫌いがハッキリ分かれてるみたい。
個人的には、面白かったなぁ…
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