さくぞー

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイのさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

日本語うっま。『お嬢さん』の時もびっくりしたが、よりクオリティが上がってる。また、日本語量も9割近くあり、ほぼ全編日本語の韓国映画と言っていい。
イントネーションがちゃんと日本語なんだよな。また、日本語自体も自然で、翻訳センスも素晴らしい。山形大将がすごすぎ。
韓国語の時は声質がアメリカ人っぽいと思ってるんだが、日本語を喋ると日本人っぽい声質になるの面白い。やっぱり骨格自体は似てるのかな。

日本語を喋る韓国人役だけでなく、日本人役を演じたキャストの役作りに驚嘆するが、ニュースやアナウンス・モブ兵士の日本語が流暢すぎるから、顔出しじゃない日本語は現地の日本人使ってそう。そこまでやるならメインキャストにも日本人呼んでよ〜。國村隼とか好きじゃん。コクソンとか犯罪都市3みたいな作品もっと観たい。でもこういうのこそ俳優の真髄よな。
唐突な「サンキュー」好き。チョン係長可愛い。

内容は超王道のスパイもの。日本が悪い頃だから超悪役だが…面白い。史実も調べてみたい。佑璃子さんが本性表すとこ良かった。ゴア描写もちょうどいい。が、序盤の誰が死ぬか分からないサスペンス的な面白さから、主役は死なず敵をやっつけろなハリウッドアクション的な面白さに変わるので、そこを許容できるかどうか。終盤はカッコいいカットや台詞回しが沢山ある。

映像:=====B
脚本:=====B
編集:=====B
俳優:======A
人物:======A
音楽:=====B
音響:======A
【MVP】ユリョン
さくぞー

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