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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイのビレッジのレビュー・感想・評価

3.6
犯人探しというよりも、戦争中の日本がどれだけ残酷で差別的だったか、そしてそれに抵抗する韓国側がどれだけ勇敢だったか、みたいな内容なのでそこまで楽しい話ではありませんし、いスローモーション多用で一々キメ過ぎで、ドヤる割にはそんなに衝撃展開もないのが惜しいところです。
アクションは皆さん頑張ってましたし、女性だろうと関係なく殴り合ったりするのは流石韓国映画です。
一番の魅力はやはり日本語台詞でしょう。
ソルギョングの日本語がやたら上手いのは話し方なのか一人だけ留学経験がある並に上手だし、パクソダムは韓国語ではそうでも無いのに日本語だと声優みたいなアニメ声に聞こえるという不思議な発見もありました。
イカゲームのパクヘスも全編日本語でめっちゃ大変だっただろうし、日本人キャストでも良かったのではと思ったらコロナ禍でキャスティング出来なかったんですね。
皆さん頑張って日本語話してて、韓国語よりも日本語の方が多い映画ですが、映画の内容はさておき、キャストのプロ根性が見れました。
最後のナレーションで白竜の声が聞こえて、え?となりましたが、調べたらどうやら本人でした。
台詞でもありましたが、朝鮮人の血が汚いみたいな事って未だに日本でもある差別なのでこの部分を描きたかったのかなと思いました。
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