このレビューはネタバレを含みます
相変わらず浮かない顔で憂き目に遭うリニが気の毒になる。
今回は前作の一軒家から舞台が変わり、コンクリ打ちっぱなしの集合住宅に。
それによってより最悪のホーンテッドマンション的な逃げ場の無い恐怖がそこかしこで繰り広げられて面白かった。
そしてボンディ中心とする少年隊のコミカルな様子やトニーの色恋など、キャラが増えたことで交流も広がって設定も色々に楽しめた。
また過去とのリンクや、父親の謎まで踏み込み、またなかなか救いの無い展開も恐ろしい。
一作目以上のその場に“居たくない”怖さがありつつも、今回も最後には数でぞろぞろ来ちゃうところはやっぱり戦慄と同時に冷める感じもある。
あと前作からもあったけど、顔洗った時の濡れ眼をぼけたレンズで表現するの怖いいな。
まだ諸悪の根源は絶たれず仕舞いで、また不幸が降りかかりそうなエンディング。
だから踊るなよ!