ベビーパウダー山崎

主婦の一日のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

主婦の一日(1977年製作の映画)
3.0
『TOPコレクション 何が見える?「覗き見る」まなざしの系譜』(東京都写真美術館)。
写真や映像が成り立つまでの記録(資料程度)でしかなかった退屈な展示のなか、「覗き見る」という行為のゲスさ、気味の悪さを最も素直に表現しているのがこの作品だった。
ブラウン管テレビに大きく映し出された「眼」が主婦の日常をどこまでも監視している。それは恐怖であり卑猥な行為のようにも見える。アケルマンと佐藤寿保の表現を、この作品で接続して語っていきたい。