『ベイビーわるきゅーれ』続編。
続編として観たかったものがしっかり観れました。
前作よりも話運びが無駄がなかった気がします。
前作で二人が一人前になる過程は描いているので、そこは省き見せ場だけで登場させる。
逆に新参者だったり前回深掘り出来ていなかったキャラクターに多くの時間を割いているので、続編なんだけど新しいものが観れている感覚になりました。このバランス感覚がお見事だなと感じました。
もちろん、まひろとちさとの成長譚としても面白かったです。
前作では「ごめんねをきちんと言えるように」、本作では「約束を守れるように」、なっていました。
あんだけ人殺しておいて成長した部分こんだけ？っていう感じが好きです。
個人的に前作の、さっきまで萌え萌えキュンとかしてたのに急に殺し屋稼業しちゃうギャップが好きでした。
それが今回は着ぐるみに変わったのかなという感じでしたが、これも面白かったです。
今作のメインヴィランであり主人公でもあるゆうり(丞威)とまこと(濱田龍臣)。
ただの殺され役にしなかったのが意外でした。
今までの阪元監督だと特徴的なキャラクターは出すけどバックボーンはあまり見せずただの殺され役としていたと思います。
それが今作では、正社員になりたい、好きな人に告白したい、1000円の焼肉定食を食べたい、とかめちゃくちゃ感情移入したくなるような人間味を持たせている。なので終盤の決闘シーンでも、どっちも応援したくなっちゃう。
そしてまさかの田坂が結構おいしい役どころという。
前回も変な人やってけど、今作もっとひどい。(良い意味で)
あんなにクセまみれの人やったっけ？って感じで面白かったです。
ツッコミ役の宮内とのバディ感も良かったです。
まだまだ続編作れそうな感じなのでこれからも楽しみにしたいと思います。
【その他メモ・独り言】
・スイパラはパスタが美味い。
・殺し屋業界でも闇営業はダメ。
・アイアンマンみたいな絵面。
・天竺鼠の単独ライブは絶対行けよ。
・ギャルはすぐ止める。
・エンドロール見せる気ないんかってくらい早い。
