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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのtakatoのレビュー・感想・評価

4.2
  帰ってきて本当にビックリしたインディーズの星な「べいびーわるきゅーれ」の続編。一行で評すなら、アホさマシマシ、アクション少なめ、イジりトッピングという感じ。

 
 前回以上にオフビートでグダグダな日常のギャグがマシマシで、処理班の人や事務の人も出番が増えてよりコメディーとして爆笑できる仕上がりになっている。新登場の殺し屋兄弟も完全にギャグなキャラクターたちで作品世界にフィットしている。

 
 しかし、別れるポイントがあるとしたら個人的にはツボだった某「花束みたいな〜」作品を間接的にイジり倒してる件だろう。私は「山田玲司先生のヤングサンデー」信者なので、あの作品はもうコリゴリだよ〜な枠だったのでノリまくりでしたが、マジに好きな人もいるだろうからそこはご容赦下さい。


 ただ、前作の魅力だった他にはない日本の日常にサラッと殺し屋の仕事が入ってくる妙なリアルさと怖さみたいな部分は少々減少したかも。高架下を電話しながら歩いてるキャラが、横を走り去ろうとしたバンにいきなり引きずり込まれる描写は良かったが。


 それにしても、現在話題の「シン仮面ライダー」じゃないが、とにか金がない時間がない人がいないと愚痴られがちな邦画界ですが、「シン仮面ライダー」どころか普通の邦画よりも厳しい諸条件でやってそうな本シリーズは、ちゃんと笑えて世界に通用しそうなアクションできてるじゃん!というのが一番大きい。しかし、同時にこんな才能ある人は海外でやった方がいいのに…って思わず考えちゃうのは複雑な気持ち。


 どうでもええが、焼肉定食1000円は違和感があった。私は池袋のシネマ・ロサさん側の洋包丁さんで、からし焼き定食大(そうそうこれで良いんだよ)を食べたけど900円でした。あんなボロボロの都心じゃない食堂じゃあトンカツならともかく、あの焼肉定食が1000円はなくない?。
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