カツセマサヒコ

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのカツセマサヒコのレビュー・感想・評価

3.9
前回マジかー!!って大興奮だったので楽しみにしてた!

まず前作でやや心許なかった音響まわりが大改善されててめっちゃ迫力あったことが嬉しかった!音まわりがめちゃよいので戦闘シーンも迫力マシマシってかんじで至福!でした!新しい学校のリーダーズもハマってた!!

今シリーズ最大の魅力だと思っている「ガチもんの超絶戦闘アクション×生活力皆無の殺し屋女子2人の日常」という設定および見せ方、ギャップは前作よりもはるかにパワーアップしてるし、変わらず最高に楽しい。ジムの解約し忘れでウン百万請求はありえないだろうけど誇大してエンタメにするという意味では大アリだし、ふたりともそういうの支払うの苦手そうー!って空気が充満してるからほんといい。公共料金とめたことのある全ての人が大好きになれるキャラクター。

ただそういう日常パートに時間かけすぎたり敵キャラの背景もしっかり描くぶん、やや人間ドラマぽいパートが多かった印象で、脚本もっさりしてんな、と思う瞬間がちょこちょこあった。。最初の最初、兄貴が弟にキレたときに名前呼ぶんだけど、そこキレてたら名前なんて呼ばんやろ、、みたいな、導入のシーンでセリフに違和感持っちゃうと、もうそこから冷めて没入に時間かかる…。

全体もシリーズ一作目とは違う面も見せなきゃ、見せたい、という意欲や覚悟が続編として背負わされる役割なんだろうなあと思いつつ、あともう一山、とくに前作にあった対・集団戦みたいなのがあれば、満足度5倍くらい違ったかもしれないなあとぼんやり思ったりおもわなかったり。ちなみに一番好きなシーンは定食屋でのバトル寸前ムードのところで、ここで再会かよ!って感じがちょーーよかった。しかしそのあとの「ぐっちゃぐちゃにしてください!」でテンション最高潮になりそうなものなのに相手のドラマ知ってるからそこまでアガりきらないのももったいなくて、ぐっちゃぐちゃOK!になってから本当にぐっちゃぐちゃアクションがあってからのラスボスに兄弟、とかだったら15倍くらい好きになれた。。てかここまで書いて気づいたけど俺は「完全悪役キャラ!ぜったい殺したい!」ってタイプの悪役が好きなんだな…3がでたらたぶんそっちだろうから楽しみ!

こまごま入る寸劇は笑いどころめちゃわかるからコントにしてほしいくらいな一方で花束〜の揶揄はこの映画の中でやるの本当に惜しい気がした(あれ監督本人が思ったことそのままなんだろうなーとか強くよぎってしまうタイプの悲しい人間ゆえ…)

あと見せたいシーンが多いのはわかるけどエンドロールが早すぎて、もうちょっとスタッフクレジット見せてあげてよとかもちょっとよぎっちゃった…その割に監督の名前ずーっと出てたなとかね…。なんでこんなこと気になるんだろ普段は思わないのに…。

とはいえ総じてやっぱり主人公2人が良すぎるしアクション最高だし、3あるなら絶対に劇場で観たいしもっとでけー銃火器ぶっ飛ばしてド派手な殴り合い見せてほしい!と物騒なこと思いました!ありがとうございました!楽しかった!!!!