CANACO

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのCANACOのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

新しい学校のリーダーズって誰?と思って後で調べたら、曳舟のキラキラ橘商店街のシーンで♪福引き〜の歌を歌っていたグループと知る。個人的には渡辺哲さんのビジュ話よりも歌のほうが面白かった。

まずは2を製作してくれたことに感謝で、3も製作してほしい。もちろん髙石あかりさんと伊澤彩織さんをはじめキャスト変更なしで。

1以上の目の覚めるような殺人シーンが見られると思いきや、そうでもなかった。アクションシーンは充実しているけど、すぐ殺さなくなったぶんだけ冗長だった。須佐野や田坂の言うことを聞くようになったという“成長”ということかな。

どうでもいい喧嘩と雑談シーン、社会不適合エピソードは前作と変わらず楽しい。

冒頭の素人チンピラ兄弟の無様な襲撃シーンは、華麗な“ちさまひ”登場シーンの前振りだと思いきや、意外にも強盗犯を殺さず「あれ?」と思ったのが最初。
素人チンピラ兄弟は3回殺す機会があって、2回は失敗、3回目は互角の闘いをしていて、能力がレベルダウンしたように見えた。無駄な殺生を減らすためとはいえ、1回目・2回目もプロなのに負傷者が出ていてダサい。1のキレキレ具合とドライさがあれば、少なくともトラックから逃げ出したタイミングで秒で殺してたはず。

赤木の死に様と焼却シーンはインパクト強めだったけど、まるで893のリベンジで、プロとして“処理”しないんだと残念な気持ちに。神村まことの恋を回収しなかったのも、「告白しないんかい」という意味でちょっと嫌(定食屋の娘も実は殺し屋という展開を謎に期待していたので、当てが外れた八つ当たりもある)。

2から見ていればよかったけど、1のインパクトが強すぎたので比較してしまった。期待しすぎた自分がいけない。新しい学校のリーダーズの「じゃないんだよ」も、主題歌のKYONO「2bRaW feat. N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)」もプレイリストに追加した。両国の下総屋食堂には、そのうち絶対に行くぞ。
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