日本のジョン・ウィックと言っても過言じゃないレベルのアクション映画。格闘は確実にハリウッドに引けを取らない設計になっていて伊澤彩織さんの動き一つ一つは相手の行動を予測した予備動作がまるで職人。格闘技にくわしくない自分にもこんな老練の技術のように感じられるアクションが見れるなんて。男達はロマンや美学、自己陶酔を感じる描写で女の友情は寧ろ言葉少なくうちに秘めた炎というのがあまりにカッコ良すぎた。ホモソーシャルな男子校ノリの男達との対比に必要以上に核心を言葉にしない女子陣(清掃屋も)のクールさが、どちらに対しても悪意なく爽やかに描かれている。
個人的には一作目の方が好き。1作目の世間の裏側にいる殺人鬼の話がめちゃくちゃ好みで、こちらは青春漫画の男子校VS女子校という感じに収まった印象。
