だーすけ

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのだーすけのネタバレレビュー・内容・結末

1.2

このレビューはネタバレを含みます

うーん、駄作。
1が思いがけずヒットして調子に乗っちゃったパターンか??

とにか全体的にテンポが悪い!
そして滑る!長い時間かけておきながら滑り倒す!
ラストバトル以外はとにかくダラッダラとつまんねえ会話を続けるだけ続けて、挙句に滑る。
あまりにもその繰り返しだから、なんらかのシーンが始まる度に「あーあ、またここからつまらん奴が考えたつまらないくせにドヤ顔してるだろうシーンが続くんだろうなー」と思ってしまう。
マジでつまんねえ。

そして演出がウザい。

今回の敵の殺し屋見習いみたいな2人、演技が舞台用って感じだしとにかくうるさい。
映画のファーストシーンでそれを見せつけられ、続く襲撃シーンでも全然格闘センスも射撃センスも無い2人っていう設定だもんだから、主役の2人にとって全く脅威に感じられない。
つまり、その時点で「あー、この映画ダメかも」ってなる。

2人に殺しを依頼した連絡役?のおっさんも演技がうざい
銀行強盗のくだりもずっと滑ってる。
商店街のじじいのギャグ?もつまらん。
主演2人の演技も1より鼻につく。1の時のキャラを更に強調してるんだろうけど、なんでこんな演出なんだろ?古くはない。でも面白く無い。結果、観ててイライラしてくる。

わざとやってる演出なんだろうけど、そういうわざと感がつまらん。突然デカい声出したりとか。ゆるさを売りにした殺し屋映画なんだろうけど、とにかくつまんないんだよなー。

アクションも前作の方がすごかったなー。
主役2人の日常のやりとりと、つまらんコメディに振りすぎ。

恐らくアドリブも結構あるんだろうけど、とにかく会話の長回しが多い。笑わせようとしてるであろうシーンで会話の長回し。それはいいんだけどさ、それをやるなら相当笑いとか演技のセンスがある人同士じゃないと厳しくない??
劇団芝居とボソボソセリフ同士のワンカット長回しでの「おもしろいでっしゃろ」な表情をしながらのおもしろくもないセリフの応酬は厳しい。

脚本も変な所があって、暗殺組織のくせに裏切り者の死体の処理、雑すぎない?そしてその裏切り者に雇われた2人が死体を見つけるの早すぎない??しかも昼間にそんなところで死体焼く??まあこの2人は素人って設定だからだろうけど、だったらその件の回収が必要じゃない?

唯一会話シーンでいいのは2人に殺しを依頼するまでの田坂と宮内のシーン。これはグッと来た

伊澤彩織は相変わらずすごいアクションセンスだなー。スパーやってるだけで本物感がズドンと出る。

最後の伊澤さんと丞威のバトルでやっと面白くなる。
でも、決まり手が1作目とほぼ同じってどうなの??

しかしこの丞威って人、明らかに格闘の動きが素人ではない!って驚いて調べたらアメリカの空手大会で優勝してるしアクション映画もそこそこ出てるのね。

あと、そのラストバトルでかかる音楽がマジで引くほどのクソダサさ。やばいな。いまどきこんな選曲よく恥ずかしげもなくできるな。

ラストは「パルプフィクション」オマージュかな?
あ、そう言えば冒頭の風呂場でのドタバタアクションはトム・クルーズの「アウトロー」オマージュかもね。