みや

極限境界線 救出までの18日間のみやのレビュー・感想・評価

3.6
2007年、タリバンに韓国人23人が拉致された事件を映画化。完全に実話に即してるのではないけど、概ねラストが分かってる状態。

年齢を重ねるごとに良い顔になっていくファンジョンミン。兄貴が出てるだけで満足してしまう。狂気の目をした兄貴も大好きだけど、真っ直ぐに信念に従って動く役も良い。タリバンとの直接交渉は緊迫感が凄かった。

ヒョンビンのバイクアクションがあったり、カンギヨンの息抜きにもなるコミカルな演技もあるのだけど、期待のしすぎだったのか、もうひとつ盛り上がれなかった。

当時、韓国国内でも議論があったそうで
渡航禁止の中、宣教のために勝手にアフガニスタンへ行った人を救うのかどうか。この時は2000万ドル以上が身代金として支払われた。そういった国に行こうとする人には、自分以外のリスクがどれほどのものか分かってほしい。
交渉に向かうファンジョンミンにヒョンビンが渡したものをいざとなったら使える覚悟も。

コロナ真っ只中でのヨルダンロケは大変だったようですが、中東の風景が素晴らしかった。
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