ひのらんげ

デシベルのひのらんげのレビュー・感想・評価

デシベル(2022年製作の映画)
2.0
ちょっとバラバラな印象

韓国、釜山に次々に仕掛けられる爆弾は、大きな音を感知すると残り時間が半減する。爆弾魔は誰だ。その動機は?それぞれ過去に傷を持つ追う側と追われる側がいよいよ直接対峙する。

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騒ぐと時限爆弾の残り時間が半減するアイデアは(SPEEDのパクリ?も疑いながら)面白そう!と思って映画館に足を運んだものの、ちょっと肩透かしを頂きました。

音に反応する時限爆弾は良いアイデア・ガジェットだと思うんですが、なぜ音が重要なのか、その因果関係が希薄に思います。もう少し爆弾魔の動機に「音」を近づけたたり、音に関連する全体像を期待していたので、あれあれ?と思っているうちにあっさり終わった印象、、

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無慈悲な反面、知能の高さをひけらかしてゲームのような仕掛けをする犯人の精神状態はもうとっくに崩壊していたかもしれない。整合性がない。ただの復習では済まさないという凄まじい気合を感じました。
目的と手段を混同してしまい、もう、きっと、自分でもなにをしているのかわからなくなっているのではないか。全員悪く、全員悲しい。

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「もし、あのときに戻ったら、どのような判断をしますか?」記者の質問。
これは酷い。思わずうるっと来ました。
ひのらんげ

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