コーディー

デシベルのコーディーのレビュー・感想・評価

デシベル(2022年製作の映画)
3.7
潜水艦事故から生還を果たした海軍副艦長がその1年後、謎の爆弾犯の標的に…

100dB以上の騒音に反応する特殊爆弾が大勢の民間人を危険にさらす中、次から次へと脅迫を受け奔走するノンストップな緊張感。
そして真相に隠された情感漂うドラマや軍服姿で釜山の街を駆けるレウォンさんも良きでした!

割と前半にスケール大きいスタジアムのカットに突入するので、この先大丈夫?って思ったけど、爆破テロと同じ比重でシリアスなドラマが流れてるし、主人公ドヨンが何度も迫られる〝苦渋の決断〟が徐々に犯人像やその動機を明らかにしていく展開もなかなか良かった。
まあ、それにしてもやり過ぎ、爆破し過ぎやけどwド派手な犯罪スリラーを通して生命の物語を伝える韓国映画の無駄のなさ、バランスはさすがです。

国を護りながらも、護られることのない軍人の悲哀など様々な事情が絡まり合う重たい内容やったし、緊迫感を与えるキム◦レウォン&イ•ジョンソクの熱演もとても見応えあった。
またそんな中、チョン◦サンフン演じる記者の巻き込まれ感が程良く緊張を和らげてくれててホッとひと息w
さらにはキム・スルギさん演じる、母は強しな爆弾処理班もめちゃカッコ良かったです。
面白かった!