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デシベルのxavierのレビュー・感想・評価

デシベル(2022年製作の映画)
3.7
大都会に仕掛けられた騒音反応型爆弾(サウンドボム)を探し出せ…
ある日、釜山で起きた一軒家の爆破事件のニュースを目にした海軍の元副長カン・ドヨンに一本の電話が掛かってくる。それは
次はサッカースタジアムを爆発させるというテロリストからの予告電話だった。普通の爆弾とは違い、騒音が一定の基準を超えると爆発するタイプの特殊爆弾が仕掛けられていると知ったドヨンは、スタジアムへと向かうが…
ストーリーはこんな感じ。
予告編を観てたので、いきなり潜水艦のシーンから始まったので"あれっ?"って思ったかな。でも、観進めて行くうちに爆弾犯が何故、こんな凶行に出たのかが明らかになって行く。

それにしても騒音に反応して爆発する爆弾とは考えたよね。普通の爆弾だと大きな声を出し避難させなきゃいけないんだけど、それをしたら爆発してしまうんだから…
それに解除も難しいとするもんだから、ドヨンは苦労する、苦労する。
更に厄介なのは複数箇所に設置してるとこだよね。犯人は、その都度ドヨンにどちらを選ぶのか決めさせる事が出来るしね。

って感じでストーリーは進んでいくので、展開としてはかなりスリリング。ハラハラ&ドキドキも凄いしね。
映像的にはねぇ…
話の方はちょっと説明不足気味だね。
何故、そんな爆弾が仕掛けられ、それに対して何故ドヨンが対処しなきゃならないのかは、徐々に明らかになり爆弾犯との対決のシーンでハッキリする。
その上で解らなくなるのが、ドヨンのどの点が恨みを買ってるのかって事。
爆弾犯からの言葉によれば、ドヨンが自分の利益の為に振る舞わった事らしいんだけど、それが1つも描かれてないんだよね。
だから爆弾犯の心情がイマイチ伝わって来ないんだわな。まぁ、その事とは別に恨む理由は描かれてるんだけど、それにしてもその凶行に出ていいって理由にもならないかなぁ…って感じたかな、個人的には。
そこら辺は残念だったかな

ラストシーンも如何にも"ここで泣いてください"って感じもちょっとねぇ…
その前ぐらいのシーンで終わっても良かったかもね。
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