ご機嫌な黄色

アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者のご機嫌な黄色のレビュー・感想・評価

3.8
原題『THE GOSPEL ACCORDING TO ANDRE』
他者の語り繋ぎだけでなく彼自身もあのよく通る声で沢山語るドキュメンタリー
ファッションの偉人達がファッションの巨人の話をする、その逆も
みんな、エネルギーに満ちている

偉大な巨人の‘素顔’も見られる
卑劣な中傷を思い返す彼の涙は彼独りのエモーションに留まらず、様々な差別的ハンデを負う者達の尊厳や高潔さや姿勢の結晶の輝きにも感じた

日曜日に教会に集う人達のお洒落はエレガントで知的で、豊かだった

ラストカットの光りも美しい画だった

ファビュラスで謙虚な貴人が、
品格とはなにかを教えてくる
アンドレによる福音

でもね、いくらあの迫力喋りでイイコト言ってくれてても、興味ないひとや眠たいひとには睡眠薬映画
明るくなっても口開けて寝入っている方がおられました
ドキュメンタリーってそうよね……
ご機嫌な黄色

ご機嫌な黄色