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岸辺露伴 ルーヴルへ行くのmayamaのネタバレレビュー・内容・結末

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

露伴先生、メンヘラちゃんに出逢う…
かと思ったわぁ〜(笑)
今はあんなにふてぶてしく辛辣かつ歯に衣着せずな露伴先生も、あんな可愛らしい時代もあったのね〜な…若かりし駆け出しデビュー当時からまあ毒舌で頑固偏屈の片鱗はありましたけどね…。

そしてやっぱり冒頭で露伴先生とヘブンズ・ドアーの説明要員で出てくるあのお二人…もはや泉くん共々実写版岸辺露伴のレギュラーと言っても過言ではない…。

七瀬さんは露伴先生が今まで生きてきた中で初めて愛した女性…くらいな位置付けかと思いきや、岸辺家側の縁者と知ってえっそうなの…?と、スン…てなりましたwww

そして露伴先生に何を言われようがどこ吹く風で聞き流し、何なら露伴先生ったら照れ屋さん…!くらいのことを思ってそうな泉くん、今まで生きてきた中で強い罪悪感抱いたり後悔してること無いんかい…。そりゃ怨念も因縁も付け入りようが無い…恐るべしだわ…露伴先生もそりゃびっくりだわ…。

岸辺露伴、ルーブル行く必要あったかな…?
と思いつつ(笑)
まあ映画なので…そもそもルーブルへ行く企画の原作あるわけで、予算あったのね行きたかったのねーみたいな。
ルーブルを不思議な世界観で見れてラッキーだったかも、露伴先生ありがとう。

それを言っちゃうと漫画家ってもっと地味な職業のはずなのに毎回世にも奇妙な超自然スペクタクル展開だもんね。
だが、それが良いッ。

こんな展開だとおフランスには申し訳ないけども、歴史の長さ重さも相まって、ルーブル美術館自体が生き物のような、何か恐ろしいもののようにも思えてくる不思議。
しかしルーブル、この内容で岸辺露伴撮影の許可降りたのかぁ〜太っ腹〜。

そしてたぶんいろんな方が言ってると思いますが、あのタイプのサングラス似合うの五条悟せんせと岸辺露伴せんせを演じる高橋一生さんくらいなのでは…。あとはあれかな、マトリックスのモーフィアスのときのローレンス・フィッシュバーン…
クセが強い。

泉くんのお洋服、そして露伴先生のよくよく見ればいつも同じようで少しずつ違うファッション、サティみたいなほんのり不安を煽る音楽がいつも素敵ですね。
あと、木造家屋や陰影の使い方の演出も素敵。
薄暗く広い日本家屋、あんな家よく見つけたな…。
あの陰翳礼讃な、日本的な演出をルーブルでもやり切ってて、場所がフランスでも完全に岸辺露伴の世界の中のルーブルでした。

…しかし露伴先生、若かりし頃からつけてたんですね、あの頭につけてるターバン?ヘアバンド?みたいなの…アレは一体なんなんだろね…。
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