このレビューはネタバレを含みます
岸辺露伴がルーブル美術館にいる……!!!
ドラマ版と同じ高橋一生演じる岸辺露伴が、そのままの状態で映画の中にいた。アポロンの間を闊歩する岸辺露伴、モナリザの前で不敵に佇む岸辺露伴、ルーブル美術館と岸辺露伴の雰囲気がマッチしていた。
冒頭のモリス・ルグランの絵。そしてルーブルの地下にある仁左衛門の絵。それぞれの絵の持つ得体の知らない不気味な存在感が好きだった。
(特に仁左衛門の絵の映し方が好きだった。なかなか正面から映さないけれど、うっすらとぼやけて見えている白い顔が怖い。どんな絵が描いてあるのか気になって仕方がなかった。)
「どういう意味だ……?」となるシーンやストーリー展開がとにかくまったりとしたシーンも多かったように思う。けれどそんな謎のシーンも、全体を通して考えるとジョジョを再現する上で必要不可欠なピースなように感じる。
ジョジョの漫画原作の実写映画として、これ以上ないくらいクオリティが高くて大満足だった。