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岸辺露伴 ルーヴルへ行くのlabyrinthのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.0
 アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフのドラマ『岸辺露伴は動かない(NHK)』が、映画化です。
映画上映前に復習で動画配信で見てきましたが、独特な個性的なキャラクター率の高く、世にも奇妙な・・・的なドラマに、やや頓珍漢な憎めないキャラも入り、面白いストーリーで、早く映画館でみたいと思えるものでした。

あと、更に楽しみにしていたのは、
高橋一生さん演じる岸辺露伴と女性編集者役でギャル的なキャラの飯豊まりえさん。
実際にプライベートでもパートナーの二人。どんな二人が見れるか楽しみでした。

さて、軽く主人公のキャラクター紹介をします。
主人公の岸辺露伴は有名な漫画家。主人公には、あるギフト(特殊能力)がある。
『ヘブンズ・ドアー』と主人公が言うと、言われた相手は、意識がなくなり、相手の顔面のみ、ペラペラ紙の本となり、その者の過去のなれそめが書かれている。主人公は、ペラペラ読み、その者の過去や思いを知ることが出きる。
そのギフトのことを知る者は、まわりには居ない。

今回、映画でのストーリー。
漫画のために古美術商を取材する。
『ヘブンズ・ドアー』で店員の顔面を本にして読むと、古美術商の盗品をしていることがわかる。
そして、店にあったオークションのパンフレットにフランスの画家が描いた黒い画を見る。
主人公が漫画家としてデビューしたての17歳、祖母の民宿に下宿していた時の出来事や黒い画の存在を思い出した。

過去。

祖母の民宿に下宿している魅力的な女性を盗み見ては絵を描いていた幼少期の主人公。
ある日、女性は自分をモデルに漫画・絵が描かれていることに怒り、その絵を主人公の目の前で切り刻む。
女性は、居なくなる(消してしまう)。
(この姿を消してしまう理由がラストにわかる)

現在。

そして、居なくなる前に女性が、この世に最も黒い画がルーヴル美術館に・・・言っていたのを思い出す。女性編集者と取材で、フランスに行く。
ルーヴル美術館の学芸員にある画のことを聞く。
データベースで調べると、今は使われていない老朽化したZ13 倉庫にあると知る。
学芸員案内で倉庫へ・・・倉庫は、暗い暗い部屋、その画がある。
その画を見た、その場の人が次々と、何かに襲われていく・・・
とっさに女性編集者に主人公は、
『画を見るなっ!』・・・・・がザックリ中盤までのストーリーです。

決してホラー映画ではありません。
でも、暗い倉庫で、黒く塗られた黒い画をよく見ると・・・そこから浮き出る女性の顔・・・そして、侍?と・・・あの女性が現れる・・・・・コーワッ。
一瞬怖いシーンあり。

あと、現在ルーヴル美術館あった黒い画が、少年時代の祖母の民宿の倉庫の奥にあった事が、後半で解る。
祖母の民宿に、あの画があったことに、恐ろしっと思えたし、主人公が見ていたあの女性は・・・・・幻?現実?・・・・・またもやコワッ。(↑映画見ないと解らない感想文ですみません。)

このストーリーは『黒』を意識するもので、
黒は、人が一番恐怖を感じる色。雰囲気。
初めてこの『岸辺露伴』の映画見る人によって賛否分かれるかも。

ホラー映画?
サスペンス?

あの女性、謎の役、木村文乃さんが演じますが、モナリザに見えるシーンがあります。
これは映画で、ご確認をっ

『ヘブンズ・ドアー!』

私も見てみたい・・・・・。
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