ドラマ版の時から抱いている
「主演も、美術も、絵作りも、音楽も、雰囲気も、台詞回しも、何もかも最高!!
…ストーリー以外は」
という感想は変わらず、まぁストーリーは良くも悪くも「岸辺露伴を主人公に据えた世にも奇妙な物語」止まりなんですよね。
これはもうどうしようもないんですけど、
「岸辺露伴は動かない」というコンテンツ自体が荒木飛呂彦による作画、ストーリーテリング、そして文章によるセリフ回しだからこそ成り立っているのであって、
それを実写に起こしたところでそれを超える感動は起こり得ないんですよね。
これはホントにしょうがない。
だったらどうするのか?ってことなんですけど、あとは映像でしか表現できない体験を観客側に与えるのをクリアすれば万々歳なんですけど、このシリーズはそこに長けている。
前述した通り、技術面はクリエイティブはホント素晴らしくて、とくに絵作りは邦画でもこんな広い画撮れるんだと感嘆させられるくらいカッコいいんですよね。
それだけにストーリーや、
ポッと出の俳優陣のアラが目立つ…
特に露伴先生の青年期。
「アレ」が「ああ」はならんやろ!
あとは外国人俳優もアンビリーバボーの再現VTRの出演者みたいなラインナップなのが残念でしたね…
色々言いましたけど、観てる間はホントに楽しみましたし、映像はとにかく素晴らしかった。
素直にルーヴル美術館に行きたくなりました。いやマジで。
今度休み取ってパリ行こうかな…