日給3500円

岸辺露伴 ルーヴルへ行くの日給3500円のレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
4.0
まず単純にストーリーが面白い。
それは単に自分がジョジョ好きだからかもしれないけど、原作を上手く落とし込めているのは小林靖子さんの力量だと思った。

次に美術面が素晴らしい。
回想の露伴の服が真っ白だったのに対し、ルーヴルに行く時点では主要登場人物の服が黒に統一されていて、ファッションにすらストーリー性があった。
絵を描くシーンも素人目にはとても本格的に見えた。

あとはテレビドラマ版から言われていることだけど、実写に上手くアレンジされてる。キャラクターの服装や設定。特に作中に「スタンド」という言葉を出さずに、岸辺露伴の特殊能力として「ヘブンズドア」を示しているのが、他の実写化と一線を画している工夫だと思う。

多少詰め詰めかなと思うシーンがあったので、ぜひもう一度見に行って繰り返し堪能したい。