マボ

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのマボのネタバレレビュー・内容・結末

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

見ている側の感情の起伏は穏やかなままなのに、グイグイ引き込まれる最高の作品だった。

・泉くんは先祖も含めて善良&後悔しない女だった。最強すぎる。社会人としても仕事ができてかっこいい。

・露伴がフランス語を話せるのは,ヘブンズドアで書き込んだからなのか、地の努力なのか気になる。

・17歳露伴が美少年かつ純粋で可愛かった。

・映画館で見て良かった。あの「黒」を体感した。

・ナナセさんがひたすら良い女!!!!!最期まで素敵な人だった。

・伊左衛門が妻を目の前で失ってから、穏やかな様子が一変するまでが鮮やかだった。官吏を殺し、黒い樹液に塗れながら御神木を切り倒すシーンの高橋一生……絵に「怨念」が塗り込まれた理由をこれ以上なく納得させられた。

・ママさんキュレーターに救いがあってよかった。原作の流れ的にエマさんは愛する息子を亡くした後に仕事をしてるんだもんな……朗らかな対応ができなくて当たり前だよな。この後更に救いがないし。と思っていたら最高のどんでん返しだった。良かった。

・ただ、テンポの悪さをちょっと感じた。いつもの1時間ドラマの構成に慣れているからかもしれない。
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