テレビだとなぜか途中で眠たくなるが凄く好きな空気感だったけど、さすがに映画でしかもルーブルという舞台立てだとそれはなく、リッチな絵面楽しく。途中の笑える面白シーンからグッと漫画的になるわけだが、それに乗り切れるかというと…なんかちょっと薄い気もして…最後まで見終わると補完されるものもあるのだけれど、それに至る強烈なものをあのシークエンスで受け取り切れなかった。ただそこの行き過ぎない辺りの弁えた世界観の構築こそが自分の好きな感じでもあるので、それもまた良きかな、と。黒さ、というものにもっと激烈な原材料が頭に浮かんでしまって…たぶん自分だけじゃないとは思うけど…それを越える何かがあればもっと良かった。露伴先生とタメ張る強烈な敵役の不在、かな