よく「この映画は劇場で見たほうがいい」ってフレーズを耳にすることがあるけど、今作は逆で家でまったり見るほうが適していると思う。
正直2時間ノンストップは疲れる。
中盤の過去編は久しぶりに映画館で寝そうになった。青年露伴役の子の演技はあまりにも棒読みすぎてキツい。
あと炎のCGは作品がチープに感じてしまう位にひどい。15年前のテレビドラマレベル。
序盤の導入から共通する「思い」を巡る過去と現在の2本立ての話が進行するんだけど、前中後編で全体の色使いを変えるテイストは無意識のうちに雰囲気の1つとして感じられて好きな演出。
これは微妙だな〜と苦虫を噛み潰した感覚をずっと覚えていたんだけど、ラストはなんだかんだ上手くまとめてくるのは小林靖子さんの手腕なのかな。おかげさまでそこで点数を0.5取り戻せた。
これがテレビ再放送や配信になったらまったり休憩をはさみながら見れるのでもう少し評判は取り戻せると思う。
最後の露伴と泉がルーブルをバックに会話するシーン、訳の分からん角度でひたすら進行してて違和感がすごかった。徐々に下にスライドしていくのかと思ったら固定で笑った。路上に大量に鳥の糞でも落ちていたのかな?