Fmjd

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのFmjdのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
4.0
【原作かドラマ版未視聴者は注意な作品!!】
 週刊少年ジャンプにて作家荒木飛呂彦により連載された人気漫画ジョジョの奇妙な冒険第4部ダイヤモンドは砕けないのスピンオフ作品。短編漫画シリーズとして出版された【岸辺露伴は動かない】をドラマ化した上で、続編である【岸辺露伴 ルーブルへ行く】を実写映画作品として放映された。

 漫画家:岸辺露伴は美術品のオークションにて黒い塗料だけで描かれた絵を落札する。それは露伴が10年前に祖母の経営する下宿にて出会い、特殊な思いを抱いた女性から聞いたこの世でもっとの邪悪な【黒い絵】に関連するものだった。その【黒い絵】の真偽と新作漫画の取材を兼ねる為、岸辺露伴は担当編集者の泉京香とフランスのルーブル美術館へと5日間の取材旅行に行くことになった。しかし、ルーブル美術館の職員のなかにその【黒い絵】について知ってるものはおらず、またデータベースに残っている場所も移転作業が終わりなにも残っているはずのない【Z13倉庫】だった。

 私は【岸辺露伴 ルーブルへ行く】の視聴するにあたって、前作に当たるドラマ【岸辺露伴は動かない】を視聴しています。
 映画自体は前作のドラマを見ていなくてもそれなりに楽しめますが、最低限原作のジョジョの奇妙な冒険かドラマの方のどちらかを知っていないと正直映画の内容の面白さは伝わらずB級の映画作品という風に評価されてしまうと思います。
 なぜなら、岸辺露伴には超能力としての力【ヘブンズ·ドアー】というものがあります。【ヘブンズ·ドアー】は原作におけるスタンドという特殊な能力であり、対象をに変え記憶を読み取ったり書き足すことで相手を制御したりすることができます。
 この作品では行きなりたいした説明もなくこの能力を使って相手の秘密を暴いたり、ピンチを切り抜けようとするため、原作やドラマを未視聴の場合、置いてきぼりで特殊能力で意味不明な解決をごり押してる作品になってしまいます。
 その為、見視聴の方にはできれば原作を、そうでなくてもドラマ版を一度視聴の上で見ることを強くおすすめします。

 今回の作品自体はホラー要素やミステリー要素を強く含んでいて作品自体は満足行く仕上がりになっていると思います。原作も前作も視聴済みの自分からしたら、インディージョーンズやナショナルトレジャーなんかの作品を見ているような気分で視聴できました。
 たぶん低評価のひとは原作の思い入れが強い人か、または逆に原作未視聴で見たひとだと思うのでなるべくなら上記にあげてある理由から原作かドラマを見てから視聴していただければ十分に納得して楽しめる作品だと思います。
Fmjd

Fmjd