ごろり

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのごろりのネタバレレビュー・内容・結末

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

原作は123ページの中編漫画です_(:З」∠)_
実写ドラマがかなり面白かったので期待して観に行ったのですが、期待していたほどではなかったですね( ˊᵕˋ ;)💦
123ページの漫画を約2時間の映画にしたということでどのように原作を補完してくれるのか気になっていたのですが、原作を薄く引き伸ばしたような内容で盛り上がりに欠ける凡庸な作品になってしまっていました(;`皿´)グヌヌ
ドラマ版のようなテンポの良さも失われていているし、暗い場面の観づらさや台詞の聞き取りづらさがノイズになり、かなり眠気に襲われる方が多くなると思います_(:З」∠)_
80分くらいのスペシャルドラマでやるべきだったんじゃないかなぁ_(:З」∠)_

テンポの悪さの原因としては作中何度か挟まる回想だと思います!
岸辺露伴先生の青年期を演じたなにわ男子の長尾謙杜さん、彼が演じる岸辺露伴がなんの面白味もない(;`皿´)グヌヌ
高橋一生さんが築いてきた岸辺露伴というキャラクターを完全に崩してしまっている演技力、岸辺露伴の片鱗も感じないただの青年になってしまっていました( ˊᵕˋ ;)💦
あとは作中のキーマンである謎の美女 奈々瀬を演じた木村文乃さん、色気が全然ない!エロくないのよww
原作読んだ人ならわかると思うけど荒木飛呂彦先生が描く奈々瀬はエロい描写とかないのにしっかりエロさが醸し出されてましたよね??
それが表現しきれていなかったですね、そして彼女の台詞が本当に聞き取りづらかった( ˊᵕˋ ;)💦

ドラマ版における森山未來さんや市川猿之助さんのような圧倒的に〝ヤバい奴〟が登場しないのも映画の退屈さに繋がっていたと思います_(:З」∠)_
ドラマ版の面白さの1つとしてゲスト俳優達の怪演がありましたが、今作ではそれがなかったです!
ただでさえ盛り上がりに欠ける内容なのだから改変してでもヤバい奴を登場させるべきだったと思います_(:З」∠)_
岸辺露伴先生のスタンドである〝ヘブンズ・ドアー〟も原作に準じているのか使用回数が少ないし、使い方も捻りが効いていなくて上手くない(;`皿´)グヌヌ
そこは原作に寄せずに映画ならではの観客が驚くような使い方をしてほしかったです(;`皿´)グヌヌ
終盤のルーヴル美術館 Z-13倉庫で〝黒い絵〟の能力に襲われるシーンも原作のような恐ろしさは表現できておらず、かなりチープな映像になってしまっていたのも残念でした…。

岸辺露伴先生を演じた高橋一生さんがルーヴル美術館を歩いている映像はかなり絵になっていて良かったです!
欲を言えばもっとパリの街を歩く岸辺露伴先生が観たかった(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」なのでもっとパリでのパートを長めにしても良かったのでは??
飯豊まりえちゃんが演じた岸辺露伴先生の担当編集 泉京香の存在はかなり良かったです!!
原作には登場しないキャラクターですが岸辺露伴先生の良きバディだったし、暗めの作風に明るさと救いをもたらす役割を担っていて◎
シリーズで楽しみにしていた衣装もかなり可愛くて良かった(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

ドラマ版は傑作なので今後もシリーズを続けていってもらいたいです_(:З」∠)_
ごろり

ごろり