ハリマ江戸

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのハリマ江戸のレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.9
JOJOフリークとしては、スピンオフ的な露伴の作品は見逃せない。
NHKのドラマシリーズは、秀逸。その勢いにのって映画化。ルーヴルを舞台なもんで、そりゃー、映画ぐらいに、せな採算とれまへん。
とはいえ、ドラマの域をでなかった、というのが感想。いや、面白いんですよ。
木村文乃が、良い味出してます。

あらすじ〜

ねぇ、この世で最も黒い家って知ってる?
夢を見る露伴。
オークションで、黒い絵を買う。
作者は、モリスル・グラン。

その黒い絵を狙う何者か。

デビューしたての露伴の記憶が甦る‥
祖母の家。下宿する女性。ななせ。
夢見たセリフは、彼女が発していた。
最も黒く、最も邪悪な絵。山村仁左衛門という絵師。
彼が見つけた黒の材料、御神木。そして死罪に。
その絵は、ルーヴルに‥。
絶対的な黒が映すものは何か。
決して見てはいけない、触ってはいけない。

そして突然と消えた、彼女。

ルーヴルで起こる不可解な事故。
全ては、仁左衛門の絵に関係していた。

ルーヴルの忘れられた倉庫、z-13
仁左衛門の絵をルーヴルに登録した男。
祖父の遺品を引き取った男と、同一人物。

その倉庫で贋作を作っていた、モリス。

絶対的な黒が移すものは黒。
そして、それが襲ってくる。先祖が起こした罪も。
血の繋がりからも逃れられない。
挑む露伴。
仁左衛門の亡霊から、救うは、ななせ。
「何もかも全て忘れて‥。」
己に書き込む露伴。

泉君が良いアクセントになっている。救い。
あの絵を、みても、何もないのがええしね。

仁左衛門の生涯。
ななせの夫、仁左衛門が見つけた黒は御神木からでた樹液。
ななせの病、家から勘当される。
仁左衛門の怨念が込められた絵。
その、絵に憑くななせ、
山村ななせ、生まれた家の性は岸辺
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