魔導ネコ

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテストの魔導ネコのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開初日レイトショー鑑賞。
4年前の凄惨な事件後、初めてのユーフォ作品。決して簡単には癒えないであろう深い傷であったにも関わらず、こうしてまた彼女たちが奏でる優しく力強い音色を耳にする事ができ本当に心震えました。弾けるようなメロディではなく、深く安定し、それでいて朗らかな演奏で1年を振り返るOPは、何事もなかったかのように久美子たちの日常がファンをまた迎え入れてくれる、そんな優しさを感じ、既にこの時点で感動しました。

○印象に残ったシーン
・鎧塚先輩の「黄前ちゃんは窓を開けるのが上手だね」という一言。
口下手な鎧塚先輩だからこそ、言わんとすることを直接的に伝えるのではなく、窓越しの会話を通して、他人の心の底を自然とひらけてくれる久美子の良さを表すシーン。
部長に就任した久美子は飛鳥先輩という遥か遠くにある偉大な影を追い求めながら苦悩するのかと思ったがそうではないみたい。前を前をと見つめながら必死に走り追い求めながら部員を引っ張る前部長とは趣異なり、今の部員一人一人を実直に見つめながら苦悩する久美子に部長としての良さを感じました。

・久石の「こういう大会って意外な人が上手かったりして面白いですよね」という言葉。
今までスポットの当たっていなかった多くのキャラに注目が集まる回だった。
投票結果は予想外れて意外なメンバーが選出。吹奏楽についてはよく知らないが、アンサンブルだと意外なチームが勝ち抜けする事ってよくあるのかな?
魔導ネコ

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