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風の谷のナウシカの景のネタバレレビュー・内容・結末

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃は独特の世界観によるアドベンチャーを楽しんで見ていた気がするけど、大人になってコロナ禍を経た今だと新たな気づきもあり、名作は何度見返してもいいものだなと実感した。

キャラクターは昔はナウシカとユパ様(ペジテの民を救うシーンの格好良さよ)が好きだったし今でも好きだけど、今回いいなと思ったのがトルメキアのクロトワで、クシャナの安否が分からない時は「あわよくばこのまま自分が」と野望を見せつつも、クシャナが無事だと分かると苦笑してすぐに補佐に切り替えるような絶妙なバランス感が好き。クシャナとのやり取りも良かったな。いいキャラクターだった。

やっぱり映像に関しては一級品で、王蟲のデザインもいいし、戦闘機や戦車の細かい描き込みも惚れ惚れする。ナウシカがメーヴェに乗って空を駆けるシーンにも憧憬を抱かずにはいられない。久石譲による音楽も素晴らしいし、やはりオープニングなどで流れるメインテーマを聴くだけでもぐっと来る。物語は何も解決しないまま終わるけど、ラストであの曲を聴くとこれでいいのだと思えちゃうもんな。
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