リーリー

風の谷のナウシカのリーリーのレビュー・感想・評価

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
5.0
世界が完璧にある。
物語って人ではなくて、まずは、やっぱり世界が大切なんだと思う。登場人物がどんなに素晴らしくても、その人の住む世界が、薄っぺらいとやっぱりそれは物語とは言わない。
大切なのは物語を閉じたあと、それでも世界は動いているか、人々はそこで生活しているか。
風の谷のナウシカは見終わった後も、世界がきちんと生き続けている。だからずっと心に残る。

その世界の中でナウシカは、一人の人間として、自分で考えて、自分から行動していた。
宮崎駿さんは、それをただ追っているように見える。
たとえば、こういうストーリーだから、主人公を、こう動かそう。とか。そういうのがない。
もちろん。そう見える。ということだけれど。
これは本当に‼️すごいことだと思う。


だから宮崎駿さんの登場人物たちは、魅力的で、心揺さぶられる。
これは、傑作です。
リーリー

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