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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者のtkのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

噂に聞いた名作。
うーん、非の打ち所なし。
江戸川コナン、完璧さ!!
2000年っていう意外と最近でびっくり。
(マジおじさん時間)
サスペンス色強めでショッキングな冒頭、おっちゃんに思いっきりゲンコツを食らうコナンなど、セル画の美しさも相まって時代を感じる。
初のアフレコ体験が実施された記念すべき作。
舞台は始まりの地、トロピカルランド。
いつものOPの昼間のエピソードが新鮮。
新一と蘭もう充分カップルしてるじゃあねーか。
今作は佐藤・高木、毛利一家、蘭と新一と園子、少年探偵団with哀ちゃん、警視長親子など色んな組み合わせの愛情、友情が垣間見える多様性。
チクリと言いつつ、哀ちゃんなりにコナンを励ますシーンは、複雑な宮野志保を打ち明けてて好き。
園子の名言に涙し、
蘭姉ちゃん守り隊にはニッコリさせられ。
彼女といつメンとの距離感が生じる事で、改めてそれぞれの人柄が浮き彫りになる。
小五郎や英理たちに敬語になってしまう、虚な蘭の表情も余計に辛さを掻き立てる。
新一が女だったら(JK探偵)園子なのか?
判明する、コナンとおっちゃんのセンスw
声優陣は森川智之や内田直哉という俺得。
何より、今や白鳥刑事の井上和彦が演じるキャラクターも感慨深い。
塩沢兼人が演じた最後の劇場版でもある。
複雑に絡み合う人間関係の中から、緋色の糸を解きほぐしたコナンと暗殺者の対決。
ランドの広さと高さを活かした駆け引きのスリル。
迫力のライド、演出の色褪せない完成度。
劇場版では比類なき強さを見せる蘭が、コナン少年に手を引かれて逃げ惑う姿は応援せざるを得ない。
そして最後はわかっちゃいるけど、復活の一撃。
最高のタイミングの「キミがいれば」
小田切部長もキッチリ締めてくれて渋いし、「Need not to know」ただの小学生だよと返すコナンくん、やるぅ!!
「江戸川コナン、探偵さ」もキッチリこなす隙のなさ。
あと佐藤刑事、愛されてるなぁ。美和子ぉぉお。
容疑者が多く、人間関係も複雑ながら、シンプルな構成と盛り上がるアクション。
まさかと思ったけど、まさかな犯人。
これ以上ない出来は、この時代ならではの感。
今作、間違いなくコナン映画No.1だ!!
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