仮面の大使

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者の仮面の大使のレビュー・感想・評価

3.7
 記憶を取り戻す映画。

 警察官が殺される事件が連続して発生。殺された二人はいずれも警察手帳を握りしめていた。コナンは毛利小五郎とともに事件について聞き出そうとするが、白鳥刑事が放った一言はNeed not to know(知る必要のないこと)。警視庁からの情報がない中、遂に蘭まで狙われる。コナンは蘭を守り切れるのか…。

 すべての始まりの場所、トロピカルランドで巻き起こるコナンと蘭の逃走劇が見どころの今作。犯行がコナンにバレてからの犯人の顔の変わりようにも注目。

 記憶を失った蘭に対する小五郎や妃弁護士の対応はもちろん良かったけど、何より鈴木園子の「記憶が戻らなくても一生友達」という言葉に泣けた。蘭と園子の友情関係は素敵です。

 記憶を失った蘭を見て、私も記憶を失ってただの小学生として生きたいと言う灰原さんが悲しい。そんな灰原さんが探偵団のみんなや博士たちと関わっていくうちに変わっていって、『黒鉄の魚影』につながっていったんだなぁ。

 

 
仮面の大使

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