じろともトン

ザ・キラーのじろともトンのレビュー・感想・評価

ザ・キラー(2023年製作の映画)
5.0
◯ #デヴィッドフィンチャー 監督「 #ザキラー 」
◯ #Netflix でフィンチャー監督の新作映画。
◯原作はコミック。脚本を「セブン」のオリジナル脚本で有名になった#アンドリューケヴィンウォーカー と久しぶりのフィンチャー作品。
◯音楽も「セブン」のオープニングクレジットでバンド #ナインインチネイルズ 名義で仕事をしてから、その後のフィンチャー監督作品「 #ソーシャルネットワーク 」では、#トレントレズナー & #アッティカスロス 名義でオスカー作曲賞。現在はバンドでリリースと共に、2人の名義で映画音楽の作曲家として活動してます。
◯「ザ・キラー」もデヴィッド・フィンチャー監督の非凡さを感じる傑作でした。
◯ #マイケルファスビンダー #ティルダスウィントン
◯アンドリューケヴィンウォーカーは「セブン」後も多くの他の監督の作品で脚本を手掛けている中で、ケヴィンウォーカーとのフィンチャー監督、トレント・レズナーも共通してる所は、神経質、繊細、細部へのこだわり。
◯「セブン」が今観てもダークなアート映画として名作、あの当時のサイコサスペンスジャンルの作品でも、他にもある傑作と一線を画してたのは、ケヴィンウォーカーのオリジナル脚本の都会の闇を描くのを徹底して維持し、
演出、音楽、演技、銀残し( #breachbypass )のコントラスト激しい撮影、
◯序盤は雨が降る中で静かな捜査シーンが続く中で、不意に起こる中盤にある手持ちカメラの追跡シーンの緊張感。そこからの意外な展開。
◯毎回凝るオープニングからフィンチャー監督らしい。最新作「ザ・キラー」の序盤は、マイケル・ファスビンダー演じるヒットマンが仕事の為に「ただ待つ」。画面では寡黙に待つのだけど、この映画は終始、ファスビンダーの心の声、モノローグが延々と語られる。しつこいくらいのモノローグがこの映画のトーン。それが良い。
◯規則正しい行動で「仕事」をこなす、冷静沈着な主人公な様で、一瞬の油断。
◯トレント・レズナーのサントラはレズナーらしい低音とノイズのスコア。
◯時折、主人公がイヤホンで聴いてるポップソングな音楽が流れる。MV監督出身の監督らしく、選曲がすごく効果的に流れる。
◯アクションもの?、ヒットマンのスリラーもの?、格闘シーンの演出も独特。
この映画全体が独特のトーンを持っている映画体験。
マイケル・ファスビンダーが主人公のヒットマン役にピッタリ。モノローグの声もすごく良い。
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