つまらん。
何処に焦点合わせりゃ良いわけ？
"フィンチャーは終わっとる"
ついぞ其の様に言いたくなる作品だった。
お金をかけたロケや場面や、章で構成された展開にも、何というか…あえて言うなれば精神性が希薄な気がしてならないんだナ。
"語り"から新しい殺し屋像でも仕上げたかったのかしらん？
原作が素晴らしかろうが関係ない。問題は絵だ。
セブンやゾディアックの頃、四角いフレームの中から、匂い立つ様な作品を魅せた彼は何処行った？
フィンチャーどうした？好きだったのにぃ！
でも個人的には"ベンジャミン〜"の頃からなんだか引き込まれなくなってさ…
金と名声掴んでのヨルトシナミにマナコも曇りがちか…いい加減、画面の色合いや撮り方だけじゃあ、こちとら飽きてきたぞえ。
ドラマシリーズも、とんとつまらなかったしなあ…
頼むし☝️
"ゾディアック"以前のパワーにガツン×2と撃たれてきただけに、この何処かしらまどろっこしいスタイリッシュさが、逆に野暮で格好悪く感じてしまう。
繰り返すが、"焦点は何処よ！"って感じかな。
そう感じるのは自分だけだろうか？
フィンチャー好きだから、自ずと求めるものも高くなっちゃうってことか…
あと大体がよ〜、挿入ソングにスミスは良いのだけど、そればっかしはなあ…
主人公の視聴趣味から想像してしまうイメージ(人物像)を狭めることにならないか？
"殺し屋にスミスは似合わない"
ココは一つ、
ワタシは貝にならず、
そう言いたい。
