パリの朝について語り、マクドナルドのバンズは食べない。
暗殺地点でその時を待つ間も、ヨガをやり筋トレをし、ストレッチャーで眠る。
そんなパーフェクトな暗殺者がミスというより、目を疑う様な大失態を犯してしまう。
台詞は殆どないが、主人公の心の声で説明される本編は、逆に命を狙われる羽目になった寡黙な暗殺者のキャラクターに合っていたし、相変わらずの暗い画面もフィンチャー特有の黄昏の美しさも健在。
特にラストの『This Charming Man』で笑いそうになったけれど、こういうユーモアを忘れない所に好感。
しかし、これ、続編ありそう。