クリーム

ザ・キラーのクリームのレビュー・感想・評価

ザ・キラー(2023年製作の映画)
3.3
序盤がダルい。多分これを格好良いと思えなかったのがそもそも合わないんだと思った。でも、その後、面白くてなって来て少しワクワク。で、ラスト…。えっ、それで終わり…。この肩透かしを笑えばいいのか?これはコメディなのか?最終章いる?って、頭ぐるぐる。ファンに怒られそうだが、私はイマイチだった。ファスペンダーは良かったけど…。

プロの殺し屋·キラーは、フランスで、向かいの部屋のターゲットを5日間も待っていた。その間、自分の殺しのルール、冷静でいろ、計画通りにやれ、人を信用するな、感情移入はするな等、復唱し続け、焦りを感じた頃、ターゲットが現れた。しかし、風俗嬢を誤って撃った。大失敗を犯したキラーは、慌てて証拠隠滅をして現場を後にするのだった。



ネタバレ↓



ミッションに失敗したキラーが、ドミニカにある自宅に戻ると自宅は荒らされ、恋人は重傷を負って入院していた。 キラーは恋人の為、復讐を決意。 犯人が使ったタクシー運転手レオから、綿棒のような女と怖そうな男が判明した。
仲介人で弁護士のホッジスの 口を割らせようとわざと瀕死の重傷を与えるが、計算より早く死んでしまい、秘書のドロレスから、キラーの恋人を襲った犯人の名前を教えて貰った。
怖そうな男のいるフロリダへ。番犬に薬入りエサを与えようとするが何度も失敗。しかし、激闘の末、怖そうな男を殺し、家に火を着けた。
次は、綿棒のような女を殺し、最後に失敗したミッションの依頼人で億万長者のクレイボーンの元へ。 キラーは、彼に失敗した報復を行ったのか?と聞く。 彼は、初めて殺しを依頼し、ホッジスから失敗したと聞かされ、この場合の対処を聞くと、解決するアイデアがあると言われ、追加金を支払い、そのまま本件を忘れていたと言う。キラーは彼を殺さず出て行った。
《最終章》キラーはドミニカに戻り、海辺の家で、恋人とくつろぐシーンで終わる。

この作品は、序盤の退屈な部分で、キラーがいかに完璧主義で優れた殺し屋であるかを説明し、実際はポンコツなので、それを笑う作品なのかも知れないけど、デヴィッド·フィンチャーだし、期待して捻りを待ってました。けど、全く捻り無し!ラストの《最終章》にめちゃくちゃ期待したら、幸せなくつろぎシーンのみ。「えっ?うそっ!」って思いました。その意外性を笑って事か?笑えなかったです。合わなかった。
クリーム

クリーム