ザ・キラーのKeisukeのレビュー・感想・評価

学校とか会社とかに標語ってあるじゃないですか。例えば『元気よく挨拶しましょう』みたいな。それって皆んなができてないから標語になってるんだと思うんですけど、この映画の主人公もおんなじで何年もかけて築いたであろう仕事の哲学を、毎度毎度念仏のように唱えてくれるんですよね。まあその繰り返しが心地いいリズムを産んでるわけなんですが。自分の感情をコントロールするためのルーティンワークみたいなもんですかね、ただそんな熟練のヒットマンでも感情に流された仕事をしちゃうっていうのはまさに人生やな、と思いました。