ゆりな

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ: 手彫りの映画、その舞台裏のゆりなのレビュー・感想・評価

3.8
改めて映像美しいな〜。
どの作品でも、テーマカラーがあるかのように、キャラクターや画面が細かくても崩壊せず、きちんと調和が取れているところが、ギレルモ・デル・トロ。

本編だけ観ていて、久しぶりにアカデミー賞がディズニー以外の長編アニメ映画賞受賞だったので。
やっぱりこれ、映画館で観ればよかった……!

「ピノキオは浮いている余所者の存在」という監督の言葉に納得。なぜなら、ギレルモ・デル・トロ自体が稀有な存在だからだ。

ケイト・ブランシェット嬢が「『ナイトメア・アリー』のときに何の役でもいいから出してねと言ったwそしたら猿の役しか残ってなかったの」と言いながらも、しっかり入り切ってて可愛かった(笑)
思えば、ユアン・マクレガーにクリストフ・ヴァルツという、御所ばかり。

ギレルモ・デル・トロ、去年もアカデミー賞出ていたし、毎年映画出しているのは改めてすごい。

「死を避けて描けなかった」生の物語。わたしはメキシコ人監督が好きな傾向あるのだけど、生と死が色濃いからなのかな〜!無意識だけど。
ともかく本編とこちらもセットで必ず観るべき。ありがとう、Netflix。
ゆりな

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