ふらぴこ

ナチスに仕掛けたチェスゲームのふらぴこのレビュー・感想・評価

3.8
遅ればせながらやっと鑑賞。
作品を観る前にたまたまナチスのフランツ役の役者さんのインタビューを読み、もう一役やっているという事を知って、誰?と思っていたんだけど、チェスの世界チャンピオンのミルコ役でした。腕時計のシーンなかったら気が付かなかったかも。もうちょっと顔見せてくれたらな(笑)

オリヴァー・マスッチ演じるヨーゼフが精神的拷問で追い詰められ、チェスの本にあった試合に自分を重ね、世界チャンピオンのミルコ(=ナチスのフランツ)を打ち負かす…あたりも妄想なんですよね?チェスの醍醐味は相手のエゴを砕く瞬間だ、って最初の方で語られてたし。そこら辺がナチスに仕掛けたチェスゲームなんかしら?にしても、邦題ちょっと無理があるような…なんて事を後半ずっと考えつつ見ていました。なにせオリヴァー・マスッチが精神的に追い詰められていくのを見ているのが辛くて。。

現実と妄想が入り混じってて、1回じゃなかなか咀嚼しきれない作品でしたが、じゃ、もう1回見るか?となるとちょっと…。いや、辛すぎるのよ、人が壊れていくのを見ているのは。
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