現実と虚構が入り交じる時の「ぞわっ」を何回か感じるタイミングがあり、密室の閉塞感と相まってかなり動悸がした。チェスでキモチよく相手を負かすタイプの映画ではないです。最後まで見ると、もう一度見返したく…
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まず本作は、大いなる邦題詐欺である。<チェス好きのナチス将校に挑んで打ち勝つ>といった話では全く無い。
ああ、コレ、原作がステファン・ツヴァイクの中編小説『チェスの話』(←執筆後に自殺)なのね。…
映画『ナチスに仕掛けた チェス・ゲーム』
基は世界的ベストセラーとなった小説『チェスの話』
ナチスに監禁されていた頃の拠り所がチェスの本。
回想と進行形がごっちゃになった。
毎年ナチスに関する…
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これぞ映画。全セクションが良い。
邦題がストーリーとも矛盾してしまっている。直訳の『チェスの話』のほうがよい。
シンメトリーにこだわった撮影もチェスがテーマなればこそ。
主演が『帰ってきたヒト…
どれがほんとでどれが嘘か分からなくなった
まさにヨーゼフと同じ気分で錯乱した
事実としてずっと頑なに書きつづけていたのは
暗証番号ではなくてチェスの駒の記録で
彼の脳内は途中からもう本の中のチェス…
チェスがどのように命を繋ぐのか?裕福な暮らしから拘束の身に。その中で見出した1冊のチェスの本。題材に興味を湧いたが、現実と幻想の区別がこちらまで付かなくなった。見逃すと訳が分からなくなる。緊張感で疲…
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