問題発言の多いベテラン大学教授(ダニエル・オートゥイユ)がアルジェリア系大学生ネイラをディベート大会に出場させるためマンツーマンで鍛えるというストーリー。
第一印象は最悪だった2人がいつしか良き師弟関係になっていく。
メトロでの特訓がユニークで🚇、ショーペンハウアーの『議論に勝つ38の戦略』を参考にしたりと、なかなか知的好奇心が満たされる面白い作品。

ネイラ役の女性がまた魅力的で誰かと思ったら歌手のカメリア・ジョルダナ。
🍎のHitsFrançaisRadioでこの人がゲストの回聴いたことあった！
あと彼氏のムニルがええ男やったなぁ。

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地下鉄

パリ郊外の団地で暮らすアルジェリア系のネイラは、弁護士を目指し名門の大学に入学
しかし、初日からひねくれ者の教授ピエールの授業に遅刻してしまう
怒ったピエールはキワどい発言でネイラを侮辱
するとこの発言が問題視され、ピエールは大学での立場が危うくなる
そこでピエールは、ネイラを訓練して権威あるディベート大会に出場させることになり……

学び

若者たち
雰囲気あるドラマ

議論

社会派な内容
いろんな討論をします

2人で
関係性が良かったです

アラブ系女子学生を差別的に罵ったことで、懲罰委員会にかけられることになった老害教授が、クビ回避のための、その学生を個人指導してディベート大会に出場させ、イメージアップを図るという姑息な作戦にでる。

最初は嫌味100%のクズ認定だった老害教授が、最後はいい奴に見えてくるのが、なかなかハートウォーミング。

ディベート能力は自分を守るための盾であり、自分のナラティブを相手に押し付ける剣でもある。
が、誠実な人間関係を築くためには、一旦収めるべきテクニックでもあり、、そんなことをサラッと表現したかのような終盤のシーンが爽やかで良かった。

また、一番教育を受けてなさそうな奴が一番まともなことをしゃべっていたが、いじけてないでここから抜け出せよって云うメッセージも含めて、ちょっとグッドウィルハンティングのベン・アフレックを想起。

それにしても外人はちょっと傷つくとすぐに衝動的な行動に走るが、感情を抑えて少しは周りの迷惑を考えてもらいたいものである(偏見。ドラマチックにするための演出を真に受けないように)