苦しい映画だろうなあと思って観に行った
被告人の罪を償う首尾一貫の姿勢が良い
後半の犯行動機も言い訳がましくなくて、殺人という罪の正当化にはならない、という思いが伝わった
遺族は進んでるのか後退してるのかわからない壊された人生を歩んでいる
濁った川でうようよ泳ぐ魚をみているよう
可哀想だとも思えなくて不思議な感覚
凝り固まった概念で生きていることの不自由さ
元妻が気付き始めたときが良かった
同じ痛みがわからないからなのかも知れないが、苦しむ様子を淡々と観ていた
ずっと曇り空をみてるような映画だったけれども俳優それぞれが上手くていびつで引き込まれた
新しい生活をはじめようと明るくなったかと思われる父親も、後から考えたら突然この世から消えそうな気がする演技だった。尚玄さん、不思議な魅力。
