Koto

赦しのKotoのネタバレレビュー・内容・結末

赦し(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

いじめのことや家庭のことなど被告人に共感できる部分がないわけではなかったが、どうがんばっても自分の子どもを殺した人物を許すことはできないと思ったので最後まで納得はできなかった。

なんとなく浅い部分で言いたいことは理解できたものの、心の深い部分にまでは届かなかったというのが本音。ただどれだけ丁寧に描かれていても当事者の気持ちなどわかることはないのかもしれないが。

どれだけ時間が流れても消えない色褪せない記憶がある。その引き出しを開く回数はだんだんと減っていくかもしれないけれど忘れることはない。そこに向き合うことはとてもつらい。被害者夫婦がもうしんどい、終わらせたいと言っていたのがリアルに感じた。
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