「人をわかるってどういうことですか」
観終わってタイトル『アンダーカレント』がじわじわ沁みてくる。
ひとは他人のことをどこまで知っているのか。わかるのか。わかろうとするのか。わかった気になっているのか。
表に見えるものや本人が言うことが真実とは限らないし、むしろ本当の自分を隠すためにいくらでも取り繕えるのだ。そうであってほしいと理想の形を、偶像を作りこんでいる場合だってある。
個人的に最近はこういうとにかく淡々とした日常系の話が好きで、いつまでも観ていられそうな気さえてしまうので、本当に好きな部類。ただ、143分はさすがに長いかもね。日常系と言ったけど柔らかめのミステリー&サスペンス要素あった。転換も多いので見せすぎ説明し過ぎな点は少ないかも。
真木よう子がすごくよい。普通がよい。
井浦新がすきだ。一瞬疑ってごめん。たぶん皆が同じタイミングで正体(?)に気づいたとは思う。瑛太もああいう役やらせたらハマりすぎな今日この頃。
一部で水の中のようなどこか空気が足りないような雰囲気が漂いつつ、リリー・フランキーがスパイスになってて唯一、笑わせてくれた。江口のりこもよき。(堀さんの)側にいてくれる様なタバコ屋のおっちゃんの存在も大きい。
(余談)
今週は日曜日の休出以降ずっと残業続き。
金曜日に休みを取って映画観るぞー!とウキウキ。
午前中にジョン・ウィック、午後に本作。
とっても満足だけどどちらも上映時間が長かったので物理的に体が疲れたみたいで睡魔が襲ってきてます。。