金の山

アンダーカレントの金の山のネタバレレビュー・内容・結末

アンダーカレント(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

『みんな嘘をついて生きている』

かなえ:真木よう子
悟(失踪夫):永山瑛太
掘(さなえ兄):井浦新
山崎(探偵):リリー・フランキー
菅野(かなえ同級生):江口のりこ
何でも語る爺さん:康すおん

瑛太が出てくると、こいつ絶対何か訳アリだろ…、と勘繰る。アラタもリリーも相変わらず胡散臭かったが、最終的には良かった。

悟の言うように、嘘をついて(=その場その場の「自分らしさ」を演じて)いたら、何が本当の自分だったのか忘れる。人はタマネギのようなもので、剥いても剥いてもキリがない。底が見えない。何にも考えてなさそうな人にもドラマがあり、その人を構成する複雑な重みがある。痛みがある。
そこをこじ開けるのか、蓋をしたまま関わるのか…正解は無い。どちらにせよ、人と関わるというのは傷付くし、疲れるものなのである。「アンダーカレント」が流れている限り。

真木よう子がオシャレするときのギャップが何か良い。

細野晴臣が音楽担当だったらしい。スミマセン…あんまり印象無かったです。
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