上映中、客席からは時折失笑が漏れ、上映後、明るくなった劇場には興奮と同時に、取り繕う様な笑顔が満ちていた。
歴史的なポンコツ・スペースオペラ映画の古典なのは知っていたが、同名人気コミックを原作としつつも、プロットを含めて同時期に大ヒット中だった『スターウォーズ』『スターウォーズ／帝国の逆襲』の露骨なパクリ連発でビックリ。
不相応に豪華なキャストが登場したり、時々、ハッとさせるキッチュな映像やアイディアが飛び出すのだが、直ぐにチャチでガッカリな演出が、それらを台無しにして行くので驚愕する・・・すげぇな。
女優達はキュートだし、アクの強い俳優達も含めて熱演しているのだが、いかんせん脚本がポンコツだと、どうしようも無いですね。
まぁ、忘れがたく他に得がたい映画体験を与えてくれるという点では、評価します。
特筆すべきは、この後に『007』に抜擢されて4代目ボンドになるティモシー・ダルトン。
何をやらせてもぶれない演技に感動。
