世界の終わりからのやまおのレビュー・感想・評価

資格試験の直前期に重なってどうしても観にいけていなかったけど、唯一まだ、下高井戸シネマでやっていたのでようやく観に行った。
紀里谷さんのいくつかのインタビューを観て覚悟していたけど、現実世界の人々の異常さを延々突きつけられ続けて涙が止まらなくなった。
言葉の刃を無記名の指先から向けられ続けて大切な母親まで苦しめられたら、あれだけ強い人でも本当に苦しかったのだろうと思う。
クラウドアトラスやメランコリアのディストピアをたった一人の少女が背負わされたようだと感じた。凄まじい作品だった。