唯一の家族を失って孤独になった女子高生が夢を見てこの世界を救うというストーリー。戦国時代の夢と2030年の現実の日本を行ったり来たり、戦国時代は彩度を落としたモノクロームのような色彩で黒澤映画をおもわせる。
夢を報告すると未来が変わる夢を見て夢の出来事何でこの世界を変えていく女子高生。
歴史は起こったことの記録ではなく人の思いの記録だと。
主演の伊東は若いけれどまっすぐな演技で小技を披露する他の俳優たちとは違って見えてキャスティングばぴったりだった。
女子高生と子役の熱演が際立った。
夢なのか現実なのか夢みたいな現実なのか。不思議な登場人物たちが村上春樹の小説を読んでるような気持ちにさせる、とても面白い映画だった。