バナバナ

世界の終わりからのバナバナのレビュー・感想・評価

世界の終わりから(2023年製作の映画)
1.0
伊東蒼ちゃんが主演ということで観てみようと思いました。

天外孤独な少女ハナが、2週間後に迫った世界の終わりを唯一救える救世主だった…という世界系の話でした。
ハナは唯一の肉親だった祖母が亡くなった後、突然夢を見る様になる。
夢の中は、アジアの山岳民族の様な、それでいて鎧武者たちが襲ってくる異世界であり、ハナは度々その場所に行く様になってしまうのだった。

テーマとしては、現実の孤独な少女の苦しみを描きたいのだとは思うのだが、実写映画なのに、現実世界と異世界が演出上フワッとしているので、現実味がまるでない。
アニメだったら「何となくこうなった…」でもいいと思うのだが、本作は重点を置きたいのは現実世界なのだから、世界観を形成する枠組み(ルール)はしっかりしていてくれないと、全てがフワフワしてるだけで物語に全く埋没できなかった。

という事で、伊東蒼ちゃんが主演なので期待したが、ストーリー的には全く面白くありませんでした。
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